使う人の目線を徹底的に意識し、
製品開発に取り組んでまいります。
クマリフトは皆さまに愛されて50年以上が経ちました。おこりは小荷物専用昇降機を手掛け、規格化したところから全国に広がりました。その後、昇降機技術を高め、大型のエレベーターを手掛けて家庭向けにも進出、ホームエレベーターや階段昇降機などにも事業を拡大しました(※現在はホームエレベーター、階段昇降機は販売終了)。
クマリフトはものづくりの視点として、使う人の目線に立って考えます。クマリフトの小荷物専用昇降機にはカメラで他階を見るという機能があります。この機能の搭載以前は、送り側と受け側で音声によりタイミングを図って荷物を送っていましたが、お客様から「送り先に人がいないのに呼び出していることがある」「送った荷物が取り出されないことがある」といった声がありました。そこでクマリフトでは、「カメラをつけて相手が見えれば解決できないだろうか」と考え、カメラ機能を搭載しました。今では他階の様子が見えることでコミュニケーションがスムーズになり、便利に使っていただいています。
さらに昨今の人手不足を鑑み、エレベーター、小荷物専用昇降機と無人搬送機(AGV、AMR)とを連携させることで荷物の運搬を無人で行うことを提案しています。AGV、AMRは平面での物の移動ですが、昇降機を加えることで立体での移動を実現します。例えば製造現場では商品構成の変更によりレイアウトが変更され、物の導線が変わりますが、昇降機×無人搬送機は自由度高く適応します。
これからも「お客様目線のものづくり」を大切にし、培ってきた技術によりお客様の期待に応えられるよう、全社員一丸となって取り組んでまいります。
クマリフト株式会社 代表取締役